どうしても、御礼が言いたくてこちらにメールさせていただきます。
一昨日、義男の空を全巻購入しました。 実はうちの息子も高橋先生にお世話になっているんです。
息子はキアリ奇形という脳の奇形を持って生まれてきました。
現在10才。病名が確定したのは8才の時でした。しゃべりはじめた頃から、よく頭が痛いと言っていて、ずっと原因不明のままの小児科通い。
やっと診断されたと思ったら、「ラグビーはすぐにやめてください。もう選手としてプレーできません。学校の体育もボール運動はできません。手術も視野に入れてください。」
と、運動が大好きな息子にはとても残念な宣告でした。
それから息子は3日間泣き続け、学校ではぶつかったら困るからと自ら遊ぶのをやめ、教室でじっと座っていたり、廊下の隅を歩く生活でした。 明るく陽気だった息子は、笑わなくなり、無気力になり…。殻に閉じこもるかのように、暗く無口になっていきました。
私は、このままじゃいけない!と思い、インターネットや、看護士の友人、等々あらゆる手を使い小児脳神経外科医を探しました。
その中で出会えたのが高橋先生でした。 最初の受診で先生は、まるで風邪でもひいているかのような口ぶりで病気の事を話してくれました。
息子にも、「ラグビーも、体育もなんでもやれ!その代わり勉強と家の手伝いもしろよ!お前に何かあったら俺が絶対助けてやる!」 といってくれました。
キアリ奇形と診断されてから半年以上笑わなかった息子から笑みがこぼれていたのを私は今も忘れません。
最初の受診から1年が過ぎようとしていますが、途中で「今日から俺はお前の父さんになってやる!だから困ったことがあったらいつでも電話しろ!」などと父親のいない息子の心のサポートまでしてくれています。帯広に住んでいるため定期通院は、ほぼ2ヶ月に1度ですが毎週電話をいただいています。
通院するまで、義男の空の存在を知らずにいました。描いてある通り、本当に家族を癒し奇跡を起こす医師だと思います。息子も私も今は病気と前向きにお付き合いしている状態です。
体調が思わしくない時もあり、急遽車を走らせる事もありますが、闘病生活をエンジョイしています。
そして、義男の空を読んだ息子は以前よりも病気は治る!と信じてくれるようになりました。「俺、ヨシオみたいな医者になるんだー」といっています。
義男の空。最高です。
このような本を出版していただいている事に本当に感謝しています。
ありがとうございます。
これからも最新刊の発刊を楽しみにしています。
長々と失礼いたしました。 |